前回、『 子どもの自己肯定感を育てよう 』という記事を投稿しましたが、
この記事では大人の自己肯定感について取り上げていきたいと思います。
子育て中のお父さんお母さんの中にも、
自分も自己肯定感が低いなぁ…と感じている方は少なくないと思います。
「 自己肯定感の低い自分がちゃんと子育てをできるのだろうか?? 」
「 私の自己肯定感の低さが子どもに影響しないだろうか? 」
子どもを育てていく中でこんな不安を感じてしまったこと、ありませんか?
親自身の自己肯定感が低いままだと、その影響や子どもの自己肯定感を育てる為にどうすべきなのか悩みますよね。
でも大丈夫です!
自己肯定感は低くなってしまったらそのままずっと低い…というわけではないのです。
子どもでもきちんと向き合って関わることを意識していけば、自己肯定感は育つということがわかっているのですから、
大人の私たちにも、低くなってしまった自己肯定感を回復させていく方法はちゃんとありますし、もう遅いなんてこともありません。
自分は自己肯定感が低いからダメなんだ…と諦めてしまわず、
これからお伝えしていく方法を実践して、子育てをしながら一緒に自分育てもしていきましょう。
まずはチェック!自己肯定感の低さが見られる思考や行動パターン
自己肯定感が低くなってしまっている人に当てはまる思考や行動をみていきましょう。
- SNSで他人と比較して自分はダメだとおちこんでしまう
- 周囲のママ友パパ友や同僚と比較されるのが怖い
- 子どもが期待に応えないと感情的になってしまう
- 怒りや悲しそうな表情を見せて子どもをコントロールしようとする
- 本当は疲れるのに友だちや同僚と無理して一緒にいる
- 両親や義理の両親の期待に応えないといけないと思ってしまう
- 褒められてもそのまま素直に受け取れない
- 周囲からの評価が自分の価値だと思っている
- よく自分にダメ出しをしてしまう
- 自分が頑張らないといけないと思ってしまう
子どもと同様に、会社や家庭などのコミュニティーで日常的に我慢することが続いたり、
自分の存在を否定や拒否される環境にさらされていると自分の存在を認めてあげられずに自己肯定感が下がっていってしまいます。
特に今の時代はSNSの普及により社会の価値観が情報として受け取りやすくなっていて、
【 社会の価値観=善 】とされる傾向が。
それに当てはまらない自分はダメなんだと劣等感を感じてしまったり、自分の非力さを目の当たりにして、どんどん心がしんどくなってしまいます。
本来であれば、私は私、人は人。と、どんな自分でも受け入れることができるのですが自己肯定感の低い状態ではそれが難しくなってしまうのです。
自然体で大丈夫、私のままでいい!自己肯定感を回復させる方法
ではここからは、具体的にどういった方法で自己肯定感を回復させてあげるのかを紹介していきます。
実際にわたしも実践している方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分を卑下する言葉を変換
「 私は仕事が遅い 」「 太っている 」「 また怒ってしまった 」など、自分を卑下する言葉を発してしまったときは
「 〇〇でいいよ 」に変換してみましょう。
「仕事が遅くてもいいよ 」「 太っていてもいいよ」「 怒ってもいいよ 」と意識してみてください。
どんな自分でも受け入れられるようになるポジティブワードを意識して使うことで、
徐々に「 まあ、こんな自分もいっか! 」と肯定できる癖がついていきます。
わたしも片付けが苦手。「 ああ、今日もまた片付けできなかったーー!ダメだ〜!」とよく反省してしまうのですが、「 片付けられなくてもいいよね〜 」と意識的に変換するようにしています。
小さな成功を重ねていく
例えば、「1週間のうち3日間は甘いものを我慢する 」「 植物にお水を与えるのを忘れない 」「 15分早く布団に入る 」
など、目標をたてて毎日クリアしていきます。
ポイントはこんなことでいいの!?と思うような小さなこと。小さなことだからこそ達成しやすく続けやすいのです。
コツコツと達成できたことがが成功体験となり、自信につながっていきます。
わたしは達成難易度別で 【 日単位/週単位/月単位 】で目標を設定しています。簡単な日単位目標だと、【 寝る前1時間はスマホを触らない!】少し大変な月単位目標だと【 毎日日記をつける!】などです。
失敗しても受け入れる
例えば上でかかげた小さな目標を達成できなかったとします。
「 こんな簡単なこともできなかった… 」とここでめげてしまうのではなく、
「 あらら、できなかった!じゃあまた明日〜」とできなかった自分を否定せずに受け入れて、
明日からまたやってみるという次の行動へつなげていきましょう。
一瞬でも自分を否定してしまったら、すぐにポジティブワードへ変換してください。
失敗してへこむ隙をつくらないというのがポイントです。
本心を正直に書き出す
思いついたことや感じていたことを書き出してみましょう。
「 あのとき〇〇と言われたことで傷ついた、謝ってほしかった 」「 〇〇されて本当は許したくなかった 」
「 今日はいいことがなかった」「 笑顔で挨拶したのにそっけなかった、悲しい」
など、今現在だけでなく過去にあったことでも構いません。
誰かに見せるものではないので、心の中で引っかかっていることを思いのまま正直に書き綴ってみましょう。
1度だけでなく、何度か定期的に行うことによってその時自分がどう感じていたか、感情の棚卸しをすることで
客観的に見てとれますし、「 あのときの自分はこう思ってたんだな、そっかそっか。 」と受け入れやすくなります。
わたしは週単位の目標として、日記に感情の棚卸しを設定しています。字の乱れや誤字脱字など細かいことや、愚痴や悪口でも気にしないこと。週に1回でも振り返ると、感情の区切りがつけやすくなり、すっきりした気持ちで新しい1週間を迎えることができるのでおすすめです。
好きなものに囲まれる
- お気に入りのアロマオイル
- 好きな音楽
- 推しているアイドルのポスター
- パジャマやタオルなど肌にふれるものにこだわってみる
- 週に1回、好きなお花を買ってくる
などなど、自分の気持があがるものを身の回りにおいておきましょう。
「 これでいいかな〜 」と妥協して選んだものではなく「 私はこれがいい! 」と思って選んだものの中で日々を過ごすことで、
我慢しないで自分を大切にしている、労っているという気持ちが芽生えてきます。同時に日常の楽しみも増えるので一石二鳥です。
わたしは週に1回大好きなケーキやチョコレートを買って食べています。…至福の時間です(笑)また、以前は安いバスタオルを使っていたのですが、買い替えのタイミングで少し質の良い物に替えました。こんなにも違うものかと驚くと同時に、幸福感を感じ取ることができました。きっと心が満たされた瞬間だったのだと思います。
SNSから離れてみる
通勤途中や休憩中の時間にSNSを開いて、
友人やフォローしている人の投稿がキラキラと光り輝いて見えたこと、ありませんか?
いわずもがな、SNSは他者と自分を比較してしまう最も注意すべきツールです。
自分の日常と比較して落ち込み、いいね欲しさに撮影やネタ探しに無駄な時間をつかったり…
近頃はこのように疲弊してしまう人が増えているように感じます。
本来ならば自分の心が疲れてしまうものからは距離をとるのが理想ですが、
全く見ない!というのも、逆に気になりこれがまたストレス!となってしまっては問題です。
自分にとっていい距離感を探しながら、まずはフォローする人を厳選してみたり、SNSに使う時間を制限してみるなどから始めてみるといいかもしれません。
わたしは元々SNSには疎い方でしたが、やはりキラキラした投稿が目に入るとへこんでしまうことがあったので、意識的に本を読む時間を増やしました。そうすると自然にSNSを開く回数も減っていきました。ストレスは減って時間や知識は増える!SNSから離れるメリットはとても大きいと思います。
ここまで、自己肯定感を回復させるための具体的な方法をまとめてきました。
全てのことをいっきに実行に移すのは大変なことかもしれませんが、
自分ができそうなことから少しづつ実践してみてくださいね。
自らを大切に扱ってあげることで、親自身の低くなっていた自己肯定感を回復でき、満たされていきます。
そして今度は、子どもの自己肯定感をじっくり育てていきましょう。
親子で自らの存在を肯定できる感覚をしっかりと育て、尊重し幸福感を感じ取れる関係を築いていきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました⭐